大分県立美術館(OPAM)のご紹介
五感のミュージアム 出会いのミュージアム
大分と世界が出会う、ここにしかない唯一無二の美術館
美術家 ミヤケマイ さん のご紹介
日本の伝統的な美術や工芸の繊細さや奥深さに独自のエスプリを加え、過去と現在、未来までをシームレスにつなげながら物事の本質を問う作品を制作。媒体を問わない表現方法を用いて骨董、工芸、現代アート、デザインなど既存のジャンルを問わずに天衣無縫に制作発表。水戸芸術館、Shanghai Duolun Museum of Modern-Art、POLA美術館、森美術館、世田谷美術館での展示及びワークショップのほか、村越画廊、壺中居、Bunkamuraギャラリーなどで個展多数。銀座メゾンエルメス、慶應大日吉キャンパス来往舎ギャラリーなど、企業や大学でもサイトスペシフィックなインスタレーションを手がける。2008年パリ国立美術大学大学院に留学。『膜迷路』(羽鳥書店/2012年)など3冊の作品集がある。
ミヤケマイ さん の 作品のご紹介
「大分観光壁」-ミヤケマイによる、「セカイ平和ヨ、開ケ、鳩時計」
1階アトリウムの西壁を演出するのは、現代作家に制作依頼した、「大分のための」、「大分の伝統が現代に甦る」をイメージした、「アート観光壁」である。
日本の伝統的な、故事来歴や室礼に通じて、それらをポップで現代的な表現に再生する名手ミヤケマイが、「どこの家庭にもあって、平和と団欒のシンボルだった」鳩時計を、大分を中心に「セカイ地図」のような、大インスタレーションとして展開する。さらに、見えたり隠れたり刻刻変化する「大分大和絵巻」と、水をテーマにしたインタラクティヴな体験型のプール、大分伝統の切子灯籠が大きな依(よ)り代(しろ)となって新たな姿を現す。
大分を、愛と平和の中心に据えた、まさしく「神話の再創造」である。
世界は届けい・セカイハトドケイ WORLD could be a safe place CLOCK
大分の中心で家内安全を叫ぶ
全ての諍いの口火も世界平和の種も家にある。
恋をしている時、家族が平穏無事に仲良く暮らしている時、快適な戻れる家がある時、世界中の人に親切に出来るように思うのが人情、つまりその逆もまたしかり。
国家や世界のように、とてつもなく大きく感じるものも始めは小さな集団から始まる、人間社会の最小集団は家族又家から全ては始まる、何気なく毎日見ているリビングの時計に刻まれる、刻々と過ぎて行く時間は平和へのもしくは終焉への時限爆弾のようだ。
鳩時計は家から平和の象徴の鳩が出て来る。
この「世界は届けい・セカイハトドケイ-WORLD could be a safer place CLOCK/大分の中心で家内安全を叫ぶ」は、まず最も小さい家、もしくは会社、地域郷土などという単位からの平和(家内安全)を実行し、家に鳩(平和)を呼び戻そうというコンセプトに賛同してもらった人のサポートとコミットメントを物質化する作品です。
※ Courtesy by OPAM
●当社もこの作品の電子制御部分をお手伝いさせていただきました。
●大分県立美術館へお越しの際は、是非ご覧になって下さい。
※画像の無断転記等を禁止します。
※画像の無断転記等を禁止します。
世界8都市「ロンドン」「パリ」「アムステルダム」「シンガポール」「香港」「大分」「東京」
「ニューヨーク」それぞれの都市を象徴する家屋や建物を象った時計を西壁に設置。
時計は、各国の時刻と通常時は都市名、毎時0分になると、メッセージが流れる2つの表示版を備える。
「パリ」はフランス語、「大分」は大分弁のように、その都市の言語で、その土地ならではのメッセージが
流れます。又、同時に平和の象徴でもある、鳩の鳴き声も聞こえてきます。
制御は、PICマイコンで行いました。 |